滋賀県でご活躍のテクニカルライター吉田智子さんに、在宅ワーク実際についてお聞きしました。
●現在のお仕事の内容を教えてください
大学でコンピュータを教える非常勤講師の仕事と、コンピュータ関係の雑誌の連載など原稿を書く仕事が半々。いわば2本立てです。これは、かえって生活のリズムができて、いい方法だと思っています。
●在宅でのお仕事を始められたきっかけは?
平成2年に8年間働いた会社を辞めました。自分の職場に遠い滋賀県に引っ越してきたことが直接の理由でした。退屈しのぎに、パソコン通信のフォーラムに、「○○会社ではこんな仕事をしていたのですが、最近、辞めまして...」と書き込んだところ、それを見ていたコンピュータ雑誌の編集長から評価記事を書くのを頼まれました。それがライターの仕事を始めたきっかけです。
●昨年は、「パソコンは女性の武器になりえるか!」という論文を執筆されましたね。
ネットワークを使えるようになったことで、以前は大学内での活動というブラックホールに吸い込まれがちだった大学生のパワーが、外(社会)に向かって働きかけることが容易になっている。」という話を、最近、大学関係者の友人としました。女性についても同じことがいえると思います。今まで家庭に閉じ込められていたパワーが、パソコン、インターネットによって積極的に外(社会)に向かっていく時代ではないかということです。それは、パートや在宅ワークで、企業の下請けとして利用されることが容易になることでもあります。それはそれでいいのですが、それよりも、もっと自分たちのパワーとして使って欲しい。それは情報発信や、市民活動への利用などさまざまな使い方が考えられます。これが、その論文で私が言いたかったことです。
●在宅ワークを目指す方にアドバイスを。
パソコンは、客先、取引先と自分をつなぐ強力なコミュニケーションの道具ですが、取引先がパソコンについてくるわけではありません。取引先の開拓、営業というのはやはり泥臭いもので、自分と相手との信頼関係があってこそ成り立つものです。そのために顔を合わすことが必要になることもあります。また、在宅ワークはメールのやり取りが多くなります。誤解をされないようにくどいほどまめに書くことも重要で、文章を書くのが苦にならない人が向いています。
どのような働き方をするかはその人の自由です。そういうわがままな働き方ができる時代になりつつあると思います。
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吉田智子さんプロフィール
大津市在住、1984年ノートルダム女子大文学部卒業後、オムロン入社。UNIX社内教育、UNIXおよびネットワークの社内普及、マニュアル開発などの業務を担当したのち、1992年からは、フリーランスのテクニカルライターとして、雑誌や書籍を執筆している。「UNIX
USER誌」にてよしだともこのルート訪問記連載中。最近の著書に「Linux/Free BSD日本語環境の構築と活用」(ソフトバンク社)がある。1998年からは、京都大学総合人間学部にて非常勤講師も担当している。 |
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